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イノシシの被害について


最終更新日:2022年10月20日

 

 

 

イノシシの生態について

【食性】
・雑食性だが、主に植物質のものを摂食する。
・主にドングリ、タケノコ、イモ、カキ、クリ、稲の穂、クズの根を食う。
・動物質のものは、ネズミ、ヘビ、ミミズ、昆虫、サワガニ、カエル、トカゲなども食うことがある。

【行動】
・昼夜問わず、エサを求めて活動する。
・行動範囲は2〜3平方キロメートルで、時期により広がりをみせる。定着と移動を繰り返す。
・オスは単独、メスは群れを作ることがある。
・ダニなどの寄生虫を落としたり、体温調節したりするために、泥浴を行う。イノシシが泥浴をした湿地は「ぬた場」と呼ばれる。

【特性】
・嗅覚は犬と同等程度。
・非常に力があり、鼻を使って70kgの岩さえも動かすことがある。
・イノシシの成獣は非常に神経質で警戒心が強い。
・学習能力は高く、一旦なれると大胆不敵
・1〜2歳で初産し、毎年春に2〜8頭の仔(ウリボウ)を産む。
・出産に失敗したり、産まれた仔が有害駆除されたりして早くに死んだりすると、秋に再度出産する場合がある。
・通常は臆病で、人間を見るとイノシシのほうから逃げていくが、発情期や出産後は気性が荒くなる。

 

 イノシシの被害状況

  現在、福井市ではイノシシにより毎年1,000万円以上の農作物被害が発生しています。主な被害は水稲で、イノシシが入った周辺の稲は踏み荒らしや食害にあうのみならず、イノシシの獣臭さがうつり、商品にすることが出来なくなってしまいます。
 農作物への被害のほかにも、芝生や苔を植えた庭や公園において、土の中の虫やミミズを探すためにイノシシが地面を掘り起こしてしまうという被害も起きています。

 また、イノシシによる被害は山際の地域に留まらなくなっています。
 近年は河川敷等に植物が生い茂り、市街地周辺でもイノシシの身を隠す場所があります。そのため、イノシシが市街地に出没するということも起きています。

 これらの被害は、イノシシ自体の個体数が昔に比べ増加していることも要因の一つではありますが、最も大きな要因は人間の生活環境が変化したことにあります。
 以前は、多くの人が山に入り、焚き木を切り出したり、山の恵みを採取したりしていたため、イノシシは人間が姿を現す山際を避けて山奥で生息していました。
 しかし、近年は山際の管理がなされず、荒れてしまった場所があることで、イノシシが人里に近づき、市街地へも姿を現すようになってしまいました。

 イノシシにとって人間が育てる作物は、山の中で採取できるものより栄養価が高く、容易に採取出来ます。人間が育てた作物で、栄養を蓄えたイノシシはたくさんの子どもを産んで繁殖することが出来ます。

 そのため、一度人里に出ることを覚えたイノシシは、繰り返し出没し被害を拡大させます。


お問い合わせ先
有害鳥獣対策室
電話番号:0776-20-5701
ファクス:0776-20-5752
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