最終更新日:2022年10月20日
小動物の被害を受けないためにも家屋の点検・メンテナンスは定期的に行ってください。
当室に相談ある動物の家屋侵入被害の大半は、床下の通気口もしくは屋根の継ぎ目に穴が空いていた事が原因です。そういった穴は施工時の塞ぎ漏れや経年劣化によるものと考えられます。
アライグマ、ハクビシンの頭骨の大きさは大人の握りこぶし一個分といわれており、頭が通る程度の穴が空いていれば小動物は体ごとねじ込んで侵入してしまいます。
点検の際には"握りこぶし一個分"を基準に行ってください。もし、出入り口になっている箇所であれば、周辺に足跡や体毛を残している可能性があります。また、握りこぶし一個分よりも小さい穴であったとしても、イタチが侵入したりする可能性もあるため警戒が必要です。
一度侵入されてしまうと天井裏をねぐらとします。そこで小動物は生活し、春先には子育てを始めます。事態が深刻化すると天井から糞尿が染み出てきて部屋に悪臭が充満し、最後には腐って抜けてしまったという例もあります。
天井裏からドタドタという音がするので確認したら、動物が侵入している痕跡を見つけたという場合、小動物を確実に追い出した上で穴を塞がなければなりません。
当室で行っている方法としましては次の出入り確認トラップです。
※侵入できる穴を複数個発見した場合は出入り確認トラップを仕掛ける穴以外は完全に塞いでください。
(1)穴を板で塞ぎ、中からは出れるが外からは入れない程度に板をブロックで押さえます。
(2)夜、小動物が天井裏から、外壁と内壁の間を伝って床下から外に出ると、仕掛けた出入り確認トラップの板が倒れ音がします。これを確認したらすぐさま板を戻し、ブロックで二度と侵入されないようにしっかりと穴を塞ぎましょう。
(3)しっかり塞げば小動物といえども、侵入することは困難となります。しかし、なおも天井裏で音がする場合は(1)と(2)を繰り返し、音がしなくなったところを見計らって、侵入口を完全に塞ぎましょう。
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