最終更新日:2014年3月3日
冬至は北半球では1年で太陽の位置が一番低くなるため、日差しが弱く日照時間が一番短い日です。そのため、翌日からだんだん日が長くなるということで、冬至は太陽が生まれ変わる日と考えられています。中国や日本では、弱まった太陽の力が甦ってくることから、冬至を境に運が向いてくるとしています。そこで、冬至には「ん」のつくものを食べると「運」を呼び込めるといわれています。かぼちゃは「南瓜(なんきん)」ともいいますから、かぼちゃを食べて運を取り込もうということなのです。また、かぼちゃはビタミン類やカロテンがたっぷり含まれているので、風邪の予防にも効果的です。本来の旬は夏ですが、長期保存ができるため、寒くなる季節に栄養をたっぷりとるための知恵でもあります。一方、小豆は悪い気を取り除く働きがあるといわれ、冬至に小豆粥を食べる地方もあります。小豆で邪気をはらい、翌日からの運気を取り込もうというわけですね。北陸では、このレシピのように、かぼちゃと小豆を一緒に煮たものを食べるところが多いようです。病気予防と運気アップができる一石二鳥の「冬至かぼちゃ」を食べて、厳しい冬を乗り越えましょう。
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